あなたのご飯を皿に盛るからここは天国

1月14日(月・祝)

今日は成人の日で、成人式の街頭取材にいった。
天気がいいので松陰神社まで歩く。最近歩くのが好き。

街頭取材なんて久しぶりだ。最近この手の仕事を断っていたけれど、一時期は毎日のようにこんなことをしていた。おてんばキャラをやっていたとき、自分の性体験を語るよりはるかにつらいものがあったことを思い出す。

取材に同行してくれたのがたまたま4年来の友人で楽しい現場になる。でもやっぱり夕方は冷えて病み上がりの身体にはちょっと堪えた。新成人はあでやかな振袖姿できれいだなと思ったけれどそれ以上でも以下でもなかった。今日はほとんどTwitterを見なかったけれど、みんなおめでとう投稿をしたりしているのかな。また自分だけおめでとうと思えなかった。まだ大人じゃないのかな、28だけど。

取材が終わって同行してくれた友達とさくら水産で1杯と言いながら3杯。ハッピーアワーで1杯99円。つまみをいくつか頼んでもお会計はひとり1,000円。もう宅飲みかさくら水産でしか飲みたくない。これでいいじゃん。それ以外に行く必要ないじゃん。

その後にまた別の友人宅で鍋。友人のひとりが「昔の中国で考えられていた天国では、箸が長すぎて自分で自分の口に食べ物を運べないとされていたんだよ」と言いながら、鍋をよそってくれる。その会は皆、私よりも年長者だったのでよそってもらうのは何となく気が引けたけれど「ここは天国だから」と言われるがままによそう。そして「ここは天国だから」と言って、私も彼に鍋をよそった。誰かが自分で自分の分をうっかりよそったとき「あぁ、この世に戻ってしまった」とひとりが言った。とても残念そうな言い方で、私はまた彼に鍋をよそって「また天国です」と言った。誰かにご飯をよそい続ける限り、ここは天国。

ひとしきり喋り尽くしたあと、「お嬢さん」という韓国の映画を観る。絵が綺麗で構成も素晴らしくて、「久しぶりにこんないい映画観たなぁ」という感じだったけれど、何よりも映画を観るときに4人でベッドに並んで布団に入りながら観たのがとてもよかった。観終わったら2時を回っていた。

帰り道が名残惜しくて「また遊びましょう」と2回くらい言った。じゃあ次はあの店で、というところまで決めて、安心してタクシーに乗る。この世は天国。誰かにご飯をよそい続ける限り、この世は天国。

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